長く使える『トーションビット』ってどんな機能?

電動工具やラチェットドライバーと組み合わせて使用するドライバービット

本体となる工具ひとつに対しドライバービットを複数用意して入れ替えながら作業できることで使用する工具の総量をコンパクトにできるメリットがあります。

このビットは入れ替えができることで万が一破損してしまってもビットを交換すれば使えるというのもメリットではありますが、だからといって何度も買い換えるような使い方は費用もかさみますし作業中の破損も危険を伴います。

そこでできる限りビットを壊しにくい工夫を施した「トーションビット」をこの機会に知って頂き、長く工具と付き合っていただきましょう!

くびれによる衝撃吸収

トーションビットとは、ドライバービット軸にくびれ形状を持たせたモデルを指します。

国内メーカーではベッセルやアネックスなどドライバー類を専門とするメーカーから販売されています。

ベッセル サキスボトーションビットSST 5本組(両頭)+2×65mm

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アネックス 龍靭ビット2本組 両頭+2×65

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トーションビットが作られるようになった経緯は年々高性能化しパワフルな電動工具やエアツールが開発されていることとそれを使う建設業界の需要の高まりにより、大量に消費されやすいビットを長く使える様にするためと言われています。

ビットのトーション加工についてはメーカーによって形状が異なりますが、ビットの一部がくびれていることであえて捻じれを発生させ過剰な衝撃を和らげる効果があります。

ベッセルのサキスボトーションビットは先端側とロゴマークのある中央部に太さ・長さの異なるトーション加工によって衝撃の緩和と吸収を行う仕組みになっている。

従来のビットだと電動工具でネジを回す際に高回転のパワーに負けて先端を傷めたり(特にネジが着座(締め切られた瞬間)に負担が大きくなるそうです)、ネジ山を傷める場合があるのでトーションビットを使うことはそれらを回避することに繋がります。

アネックスの龍靭ビットシリーズはトーション加工の外側に半透明のスリーブが巻かれている。トーション加工による衝撃吸収と、スリーブによって衝撃吸収時にビットが捻れ過ぎて破損しないような抑制する効果がある。

トーションビットは上記の理由から基本的には電動工具に装着することを想定した「両頭ビット」がメインですが、耐久性のあるビットを差し替えドライバーのようにハンドツールとして使いたいという要望から最近ではビットに合わせた差し替えハンドルも設定されるようになりました。

アネックス 差替式パワードライバー

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ビットの寿命を延ばす

海外メーカーに目を向けると、やはりドライバーを中心としたラインナップを持つドイツのWERAがトーションビットを豊富にラインナップされています。

赤いスリーブの内側がトーション加工となっている。スリーブの色と数字で先端の規格が判別できるようになっている。

WERA(ヴェラ) インパクトビット+2 25mm

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WERAでは全長25mmの短いビット(片頭ビット)でもトーション加工を施したモデルを設定しており、これなら従来の差し替えドライバーハンドルでもそのまま使用が可能です。

また専用ビットアダプターとの組み合わせでより負担を軽減しビットの寿命を延ばすことができます。

アダプター内部の軸2ヶ所がトーション加工されており、トーションビットと組み合わせると計3ヶ所で衝撃を吸収できるのでビットとネジをケアする。

まとめ

・トーション加工による電動工具からの衝撃を受け止め、ビット本体やネジが傷めるのを防ぎます
・アネックスのトーションビット用差し替えハンドルやWERAのトーションビットを選ぶことでハンドツールで使う際も長く使い続けられるようになります。