工具を使った作業はガレージの中で行われるだけでなく、時には車やバイクに乗った出先で使うことがあるかと思います。
またお仕事によってはメンテナンス系だと出張修理など、「工具を持ち出して」作業するケースがあります。
工具の数が増えることで作業の幅が増える半面、その「量」と「重さ」に悩まされますよね。
車載できる工具には限りがありますし、状況によって工具を携帯しながらの作業は重さによる負担も大きくなります。
そこで今回は工具の量と重さをいかに抑えられるかについて、押さえておきたいポイントをまとめてみました。
工具のサイズ(外寸)をコンパクトにする
工具そのものをコンパクトにする方法が一番手っ取り早く、また工具自体も手に入りやすいと言えます。
DEEN ショートコンビネーションレンチ10mm
製品購入ページDEENディーン スタビーコンビネーションレンチ10mm
製品購入ページ例えばコンビネーションレンチならスタビコンビ、L型六角レンチならL型スタビレンチセットを使ってコンパクトに、またドライバー類はビットとビットハンドル・ビットラチェットなの組み合わせで必要なドライバーハンドルを1本にまとめることができるので工具の量を減らすことができます。
PB L型レンチセット・ショート・ボールポイント レインボーカラー
製品購入ページDEEN マルチパーパスビットラチェット&52PCビットセット
製品購入ページPB スイスグリップ スタビビットドライバー
製品購入ページPB SWISS TOOLS 差替式ビットドライバー 「インサイダー」
製品購入ページここでの注意点は、工具をコンパクトにしすぎるとご自身の使い勝手や作業環境とマッチしなくなることです。
コンパクトになるぶん持ちにくくなって無理に使って工具やパーツを傷める、という状況は避けたいので工具を選ぶ際もサイズと持ちやすさを確かめてみてください。
マルチツールを使う
バーコ マルチツール
製品購入ページドライバーから六角レンチ、ペンチなど様々な工具が本体(グリップ部分)に収納されているマルチツール。ナイフやヤスリ、ハサミなどが付属する「十徳ナイフ」もマルチツールに含まれます。
ポケットにも収まるサイズ感に十数アイテムの工具が収納されていることでそれぞれの工具が散らばらず、持ち運びにおいては紛失を防止できる点で有効です。
ここでの注意点も前項で述べた持ちやすさを考えることと、収納されている工具を知ることです。
複数の工具が本体に収納されているほどそのサイズ自体が大きくなってしまいます。
いくらたくさん工具が収納されていてもご自身が使いづらくなってしまっては本末転倒です。
またマルチツールの中には使う工具の種類がある程度限られる作業(自転車など)用の仕様もあり、正にサイクリング中の調整を目的とする場合は向いていますが、作業の幅が広い(=使う工具の数が多い)自動車整備向けというのは見受けられません。
バイクツールセット(5本組)
製品購入ページ必要な工具が複数ある場合はマルチツールに頼りすぎず、コンパクトな工具との組み合わせで揃えてみましょう。
工具自体を軽量化する
ここではご自身の工具を削っちゃいましょう・・・ということではございません。
軽量化のために加工する必要はなく、元々とても軽量な工具があります。
・肉抜きされた工具
アサヒ ライツールコンビ 15mm
製品購入ページ見ての通りレンチのボディ(グリップ)部分が肉抜きされていて、同サイズの工具と比較して軽くなっています。
1本分だけではわずかな差かもしれませんが、必要なサイズを複数揃えたときの重量差で非常に有効です。
・チタン製の工具
一般的な工具は鉄を基にした合金が素材ですが、鉄よりも比重の軽い「チタン」で作られた工具もございます。
いずれも普段使っている工具と外寸がほとんど変わらずに軽くできることで、使い勝手はそのままに作業中の腕への負担も減らせます。
肉抜き工具、チタン製工具はレンチ類を中心に設定されていますが、販売されているメーカーが限られており更に種類がかなり少ない上に比較的高価なため、使いたい工具のサイズや予算とも照らし合わせて検討してください。
まとめ
・持ち運ぶ工具を軽くするには「①コンパクト化②マルチツール③軽量化」を組み合わせる
・工具のコンパクト化は自分が使いやすい程度を考える
・マルチツールはどんな作業をするか、必要な工具が過不足なく入っているかを見て選ぶ
・軽量化は使いたいサイズがあるか、予算に収まるかを考える
今回の持ち運び対策で使える工具は各メーカーから多数出ていますので、ご自身が使うシーンをイメージしながら理想の組み合わせを考えてみてください。