「工具ブランド」と言われると、皆さんがすぐに思い浮かぶものがいくつかあるかと思います。
誰でも知っているブランド、特定の業界(職種)に特化して知られているブランド、またそれぞれのブランドを陰でサポートしていたり実は関連性をもっているなんてブランドが多数存在します。
実は様々な工具を取りそろえるファクトリーギアで、「これも『アメリカンツール』なんだぜ!」といえる工具セットを作ったのでご紹介したいと思います。
アメリカンなツールセット
アメリカンセット
製品ページ上の画像を見て、これはどこの工具ブランドで、どこのブランドと関わりがあるのか気づいた方は相当な工具通かもしれません。
今回この「アメリカンセット」には、
・WILLIAMS(ウィリアムズ)
・Dickies TOOL(ディッキーズツール)
こちらのブランドを中心に(※工具箱はDEEN)組み込まれています。
今回これらのブランドで工具セットを組んだ背景として、いわゆるアメリカブランド(スナップオン、マックツール等)の工具を揃えたくても高額になる予算に対して、「他にもこんなに良い工具があるんだ」「アメリカンな工具を堪能するならこれもアリだ」ということを知ってもらい、また特にオートモーティブ系のユーザーさんにはまだ浸透していない工具ブランドをいち早く使って周りの注目も集められる!なんていうテーマもあります。
WILLIAMS
この名前を聞いて工具ブランドだと分かる方(まだF1チームの方が日本では知られているかもしれませんが直接関係はありません)は日本だと少ないかもしれません。
実は工具メーカーとしては1884年創業のハンドツールメーカーでかなりの老舗。ニューヨーク州で自動車の整備用工具や当時はゴルフクラブのセットも製造していたそうです。
20世紀の初頭には、アメリカ以外のエリア(南アフリカ、フランスなど)にも工具を輸出し始めます。
その後も1930年代にはメーカー独自の工具セットを発表しています。
日本の工具業界よりも早く世界的な展開と工具のラインナップが洗練されれていくところはほかのアメリカブランドと重なる点です。
また、現在も一部のレンチ類を除いてアメリカ国内で製造しているという特徴もあります。
※WILLIAMSホームページより引用
https://www.williams-industrial.com/us_en/who-is-williams
その後WILLIAMSはどちらかというとインダストリアル系(産業機械)に向けたラインナップやユーザーへの展開が行われています。 というのも現在はスナップオングループの一つとして、その中でインダストリアルブランドの立場を取っているのです。
グループ内でブランドの立ち位置が分けられていることで、インダストリアル系のユーザーさん以外には(日本だとなおさら)知られる機会が少なかった訳です。
でもWILLIAMSは総合メーカーとして様々な工具を扱っているので、もちろん別の業種のユーザーが使ってもらっても大丈夫です。
むしろベタなアメリカンツールだと物足りないと感じるユーザーならうまくマッチングするのではないかと思います。
ここまでご紹介すると分かっていただけると思いますが、改めてアメリカンセットのトップ部分を見ていただくと・・・
まさにあの「アメリカン工具」って雰囲気の仕上がりだと感じられませんか!?
ごつごつとした武骨なドライバーやL形レンチ、(画像だと分かりづらいかもしれませんが)黒っぽいメッキ、「アメリカンツール」で思い浮かべる工具の形はWILLIAMSのハンドツールで揃えられるのです!
またアメリカンセット内のラチェットハンドルは今回36ギア仕様のモデルをチョイス。世界的には72枚ギアを中心とする多ギアが主流ですが、今なお36ギアのラチェットがメインなのもインダストリアルブランドらしさ、そして古き良きアメリカンブランドっぽさを持っていると思いませんか!?
もちろんアメリカで製造されています。
Dickies TOOL
今回のアメリカンセットではメインにWILLIAMSのハンドツールを据えて、それを補完するように「Dickies TOOL」の工具を組み込みました。
「Dickies」は日本でもお馴染みのワークカジュアルブランドとして世界中で知られていますが、そのウェアの成り立ちはもちろん「ワークウェア」から。そのワークウェアと関連性の高い工具をDickies TOOLとしてとしてユーザーに提案するにあたり、ファクトリーギアがこのプロジェクトに携わって工具の企画開発を担当したツールとなっています。
※Dickies TOOLについてはこちらもご参照ください。
今回はDickies TOOLから「ラチェットメガネレンチセット」、「メガネレンチセット」、「12ファンクションプライヤー」、「LEDライト」を組み込んでいます。
ここでちゃんとお伝えしておきたいのが、「アメリカンセットだからインチなの?」「国産車に使いやすいサイズなの?」という疑問については「全く問題ございません!」ということです。
当然ながら国産車に使えるミリ規格の工具でWILLIAMSもDickies TOOLも組み込んでいますし、よく使われるサイズを中心とした内容なので無駄も少なくなっています。
Dickies TOOLのマルチツールの「12ファンクションプライヤー」が入っているのも、複数の工具を担えることで通常アメリカン工具を揃えようとすると高額になりがちなのがご予算も抑えた内容にできています。(今回のアメリカンセットでは工具箱の引き出しが一段分フリースペースとなっているので、ここに使いたい別の工具を収納してよりオリジナリティのある工具セットにアレンジしていただくことが可能です)
まとめ
アメリカらしいデザインや魅力が詰め込まれたこの「アメリカンセット」がとてもリーズナブル(定価の半額!)に手に入れられるわけですが、今回の企画は期間限定販売となっています。
(2022年2月末まで)
最初にご案内したように、定番ブランドだけではなくいろんなアメリカン工具に触れていただき、他のユーザーはまだ持っていないであろうこのセットをぜひ手に入れていただきたいです!