2018年にBAHCOより新型キャビネット、チェストの『ストレージハブシリーズ』が発売になりました。
弊社でも販売直後から多くのユーザーに注目され、従来のモデルと既に変わらない人気を獲得しています。
まだ新型キャビネットをご存知ない、という方へ今回はキャビネットの仕様について3回に渡ってご紹介していきます。
Contents
PREMIUM・ENTRYのグレード設定
まず新ラインナップである『ストレージハブシリーズ』についてですが、BAHCOがこのキャビネットを介して道具の収納だけでなく様々な作業ににおける中心となるツールになる事を想定し、従来のBAHCOキャビネットの持つ機能に加え拡張性を高めたモデルとなっています。
その中でも基本機能の充実と様々なアクセサリーツールの搭載が可能になったのが「PREMIUM」ラインです。
PREMIUMラインの安全設計
新型キャビネットを使う際に最初に触る引き出しですが、従来のモデルでは通称「ロックンロールシステム」という取っ手内部のロックパーツを各段解除しながら引き出す方式から、フラップ状の引き出しを手前に引くだけでロックを解除できるようになりよりスムーズな開閉が可能になりました。
また引き出しが一段空いていると他の引き出しにロックが掛かる「1DAAT」と呼ばれるロック機能が新たに追加。不用意に引き出しが複数段開いてキャビネットが手前に転倒するのを防ぐ設計になっています。
キャビネット本体と周りのものを守るコーナーバンパーも工夫された設計で、引き出し側は各段に独立して直接取り付けてあるので引き出しを開閉する際も周囲の物に当たってしまった際の衝撃や傷みから守れるようになっています。
車輪は4輪の内2輪がスイベルキャスターになっています。このスイベルキャスターはロックを掛けるとスイベル機構にもロックが掛かるのでキャビネット設置時もその場からずれたりしません。
またロックと解除は同じペダルを踏む事で切り替えられるシンプルで分かりやすい形状になっています。
上記のような機能により、作業中やキャビネットの移動中に起こりうる衝突や店頭事故を防ぎ安全な作業を実現します。これらがストレージハブシリーズのPREMIUMライン独自の機能です。
ENTRYラインとの比較
同じく設定されたENTRYラインは上記の機能は除き本体価格をPREMIUMラインより抑えつつ、ボディ剛性はハイクラスのまま仕事での仕様にも耐えうる能力を持たせています。
※ENTRYラインへの変更点として、引き出しの簡易ロック・1DAAT機能の非搭載、コーナーバンパーの簡素化、車輪のロック機能の簡素化など。
また本体のカラーラインナップはPREMIUMラインがオレンジ・ブラック・グレーの3タイプに対し、ENTRYラインはオレンジ・ブラックのほかレッド・ブルーの設定があり、拡張機能を重視しない場合は設定カラーからPREMIUM/ENTRYラインを選んでいくのも良いのではないでしょうか
まとめ
・新ラインナップの「ストレージハブシリーズ」は従来のキャビネットから安全設計の刷新、拡張機能が高められています。
・PREMIUMラインは引き出しやキャスターに安全機能を取り入れ、ロック機能が設定されています。
・ENTRYラインはPREMIUMラインから一部機能を簡素化しシンプルなデザインと低価格が特徴になっています。