コードレスラチェットレンチを比較してみました②サイズ・重量感編

コードレスラチェットレンチに付いて3回に分けて比較紹介しております今回は2回目、1回目の記事はこちらをご覧ください。
前回は『充電式ラチェットレンチ』をはじめとする3種類のラチェットハンドルについてそれぞれの特徴を比較しています。

コードレスラチェットレンチを比較してみました①スピード・パワー編

今回は「サイズ・重量感」について比較していきたいと思います。

サイズ・重量感

前回同様ファクトリーギアで扱っている代表的なモデルを参考にしております。

DEEN 3/8sqラチェットハンドル(DNR3-07R)

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信濃 ミニラチェットレンチ(SI-1209)

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SP コードレスラチェットレンチ(SP81613)

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大きさについては電気の動力を必要とする充電式ラチェットレンチやエアーを動力源とするエアーラチェットは、電気モーター、エアーモーターを必要とするため、動力を人の手によるだけの手動式ラチェットハンドル(以下ラチェットハンドル)に比べ、大きさや重量は比べ物にならないくらい大きく、重くなります。これはしようがないことです。

重量が増えることで手への負担も増えるため、前項で紹介したスピード・パワーが有利でも作業時間によっては作業効率が下がりかねないので使い分けが必要です。

また充電式ラチェットレンチには「電池パック」のサイズが関わってきます(次回の「準備」にも関連してきます)。電池パックのサイズは電圧によっても大きさが変わります。10.8Vと18Vではパワーも違えば大きさも変わります。パワーは欲しいが大きさはコンパクトにしたい、それはどのメーカー、どの充電工具も一緒ですが、使う充電工具の目的にあった電圧や大きさで組み合わされます。

今回ご紹介している「SP コードレスラチェットレンチ」の電池パックは12Vで、更に専用の小型のタイプを採用したことで本体のスリム化軽量化で使いやすさを向上しています。

 

 

一方でラチェットハンドルは全長の違いや首振りタイプといったバリエーションが豊富なことで、他の2種類よりもアクセスできる範囲が広く自分に合ったデザインのものを選ぶことができます。

DEEN 3/8SQ フレックスヘッドラチェットハンドル

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DEEN 3/8SQスイベルラチェット

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入り組んだ場所や繊細なパーツが側にあるような作業環境だとアクセスしやすく着実に使えるラチェットハンドルはやはり準備しておきたい工具です。

また本体とは別に「使用するための設備」まで含めて考えてみると(次回の「準備」と一部重なる説明になりますが)、エアーラチェットはエアーコンプレッサーからエアーホースを繋げて使用するのでコンプレッサーの置く位置やホースの長さによって作業で移動できる範囲が限定されます。

その点ラチェットハンドルや充電式ラチェットレンチは出先の作業など持ち運びする際にエアーラチェットより有利です。

 

まとめ

・充電式ラチェットレンチ、エアーラチェットは構造上サイズや重量がラチェットハンドルよりも大きくなるので使用できな場所もある。
・ラチェットハンドルは、コンパクトなデザインや首振り機能など多様なモデルがあるので作業環境に合わせて選びやすいので基本工具としてまず準備しておきたいです。
・エアーラチェットは設備を含めた作業時の制限が大きいので持ち運びや好きな場所での作業には充電式ラチェットレンチやラチェットハンドルが有利です。