コードレスラチェットレンチを比較してみました①スピード・パワー編

3種類の選択肢

充電工具の電池の進化により、パワーや耐久性などが数年前に比べると格段によくなり、電池本体の小型軽量化が進み、近年各メーカーより充電工具のラインナップも増えて、今まで充電工具では無理と言われた工具も充電式で登場している、その中に『充電式ラチェットレンチ』もあり、今回3回に分けてハンドツールやエアーツールと比較して紹介します。

SP コードレスラチェットレンチ(SP81613)

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電動工具という事で手動で使うラチェットハンドル(以下ラチェットハンドル)より楽にパワーが出せそうではありますが、同じ動力を使うものといえばコンプレッサーからの空圧で作動する「エアーラチェット」もあります。

どちらもスタンダードラチェットハンドルよりパワーなどの能力で優位そうですが充電式ラチェットレンチとエアーラチェットの間にはどんな違いがあるのでしょうか?

今電動ラチェットが気になりだしている方へそれぞれのラチェットハンドルを「スピード・パワー」「サイズ・重量感」「準備」の項目で3回に渡り比べていきたいと思います。

まずは各種ラチェットハンドルを代表的な形状のものから選んでみました。

DEEN 3/8sqラチェットハンドル(DNR3-07R)

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一般的なハンドツールの代表と言ってもいい、手動で使うラチェットハンドルです。

 

信濃 ミニラチェットレンチ(SI-1209)

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エアーを動力源として使うエアーラチェット

上記の3種類以外にも沢山のアイテムがあるので単純な比較で優劣は付けられませんが、それぞれの工具の形態をイメージしながらあなたにとって「これなら使えそう」というポイントを見つけていただければと思います。

スピード・パワー

手動でハンドルを回すラチェットハンドルに対し、充電式ラチェットハンドルやエアーラチェットは手動以外の動力によってよりスピードとパワーを発揮しますし、スイッチをonにすれば回り続けます。手動で作業するよりも明らかに早く作業ができますし、商品によってはパワーも手締めで軽く締めるよりもよりパワーのある商品もあります。

 

しかし単純なパワーを必要とするなら、さらに大型な電動インパクトレンチ・エアーインパクトレンチを用いる方が効率的です。しかし、使えない場所もありますよね。

そんな時の為の「ラチェットハンドル」です。なので、インパクトレンチではアクセスできない狭い場所で、通常のラチェットハンドルを使って回すボルト(車体整備なら17mmあたりまで)に対して、効率的にスピードアップした作業を可能にします。

また単純な使用中のスピードアップはもちろんですが、そのスピードは電気やエアーで動くので手動よりも長時間の作業で負担を軽減できるメリットが大きいと言えます。

充電式ラチェットハンドルとエアーラチェットで「スピード・パワー」を比べてみると、スペック値的には概ね遜色ないのでモデル毎の能力と次回ご紹介する「サイズ・重量感」や「準備」の項目で比較して選んでもらいたいと思います。

ちなみに最初にご紹介した信濃のエアーラチェット以外にも、回転の早いタイプ、パワーのあるタイプなど、各メーカーから多数のモデルが出ているので「サイズ・重量感」や「準備」とのバランスが大事です。

SP AIR 3/8SQ ミニラチェパクト

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一般的なエアーラチェットは、ギアで動力を伝えるのですが、こちらのSPエアーのエアーラチェットは、インパクトレンチと同じようにハンマーで叩いて回し動力を伝えているので、回転が早く、パワーもあるが、締め込んだ時の反動がほぼゼロというのが特徴です。

次回も要チェックです!

 

まとめ

・充電式ラチェットレンチやエアーラチェットは手動ラチェットハンドルより楽に、スピードやパワーを上げて作業できます。
・ラチェットハンドルとしての形状を活かしつつスピード、パワーアップを図る目的で充電式ラチェットレンチやエアーラチェットを選びましょう。
・スピード、パワーの面で遜色ないモデル同士では「サイズ・重量感」や「準備」も合わせて比較してください。