お仕事用やプライベート用に、これから工具を揃えよう、と検討されている方にとって何を基準に買えば良いのか工具セットの見た目だけでは分かりづらいのではないでしょうか。
そこで、今回は「あなたに合った工具の選び方」として工具屋目線で工具セットの内容や特徴をご紹介していきます!
工具セットの用途で選ぶ
工具セットを選ぶ上で、まずは「どんな作業をするのか」に合わせて絞ることが大切です。
一見して工具セットはどれも見た目が同じようで、用途によって全然使い勝手が変わってきます。
ここでは一般的にどんな種類の工具セットが有るのか、ご紹介していきます。
一般的によく見かける工具セットを用途別に分けてみると、「(車やバイクの)整備用工具セット」「設備メンテナンス用工具セット」「配管用工具セット」「絶縁工具セット」などが挙げられます。
整備用工具セット
主に自動車やバイクといったオートモーティブ系の整備に使用される工具が中心の入り組みになっている工具セットです。
ドライバーやレンチ類、プライヤー類は勿論、ラチェットハンドルやソケット等、作業スピードの効率化を目的とした機能を持つ工具で構成されています。
価格帯は収納されている工具の数などで数千円〜数十万円と幅広く、工具セットの中でも様々なバリエーションが存在しています。
KTC 工具セット SK3650E
製品ページ
工具メーカーのKTCが販売している工具セットは通常でも多彩なラインナップが設定されています。
また、例年11月~翌年4月頃まで「SKセール」という工具セットキャンペーンも開催されています。
通常のラインナップにはない入組みや工具箱のカラーリングなど、さらに選択肢が増えるので自分に合った内容を選べます。
ちなみに、大型車や重機向けのセットとバイク・自転車向けのセットだと収納される工具のサイズが大きく変わります。
同じ「整備用工具セット」でも、必要な工具のサイズを把握してないと使いづらくなるのでご注意ください。
設備メンテナンス用工具セット
HOZAN 工具セット メンテナンスセット48点 S-51
製品ページ
電気、電子関連の方にとって頻繁に使われる圧着工具やワイヤーストリッパー等が入った工具セットです。
第二種電気工事士の技能試験で推奨されている工具セット等もメーカーから販売されています。
TTC 電気工事士技能試験工具セット
製品ページ
配管用工具セット
TRUSCO ピカイチ プロ用配管工具セット 24点セット PK-H1
製品ページ塩ビ管や銅管等、エアコンの設置及びメンテナンス等に分類される配管作業に特化した工具セットです。
モンキーレンチによく似たモーターレンチと呼ばれる商品等が含まれているのが特徴です。
絶縁工具セット
TECH-EV 絶縁工具セット フル 27点セット TEVSETFULL
製品ページ
近年のハイブリッド車やEV車の整備需要が企業側で高まり、
プライベーターさんにとってはほとんど使う機会がないかと思いますが、上記のような作業をするにあたって整備工場で絶縁工具セットを用意しておくといったケースが見られます。
今回ご紹介したジャンルの工具セット以外にも「防爆工具セット」や「ドローン整備用工具セット」といったピンポイントな用途の工具セットも存在します。
工具セットの入り組み数で選ぶ
「工具セットの入り組数」はほぼイコール「工具セットのお値段」
入り組み数が多いから便利、
それを見極めるポイントは「手持ちにどんな工具があって、どんな工具を揃えたいか」です。
工具セットに含まれる工具を分けてみると「ソケット、
一例として、スパナやメガネレンチをお持ちであればこのような入組み数を絞ったソケ
KTC 9.5sq.ソケットレンチセット TB3X20
製品ページ
逆に全く持っていない場合は入り組み数があるセットの方が様々な
工具セットの「工具箱」で選ぶ
工具セットの入り組み数と関わる部分となるのですが、
その上で工具箱の形状別で主に「キャビネットタイプ」「
キャビネットタイプ
DEEN 整備用工具セット 6段引き出しモデル
製品ページキャビネットタイプの工具セットは、
使用する大量の工具を一か所にまとめられることで、
ボードタイプ
KTC 9.5sq.工具セット(薄型収納メタルケースタイプ) SK3560SS
製品ページ
いわゆる壁掛け仕様の工具セットです。
容量自体は大きくありませんがその分場所を取らず、
チェストタイプ
DEEN 工具セット 「DEEN BASIC」 GSDNBASET
製品ページ
チェストタイプは工具セット用の工具箱として一般的でそのサイズや機能、
容量的にも整備作業を行うために十分な工具を収納できますが、
KTC 工具セット(両開きメタルケ-スタイプ) SK3560W
製品ページ
工具セットのカスタマイズサービスで選ぶ
工具セットはメーカーが設定した入り組みの内容で選ぶのが一般的なので、一部の工具は使わないから外してほしい、違う工具を入れてほしい、といった要望に応えられないことが難しいのも工具セットを選ぶ際に悩む部分だと思います。
そんなご要望に合わせて、一部メーカーの工具セットではユーザーがより使いやすい内容にカスタマイズできるモデルがあるので、こだわりたい方はこちらを要チェックです!
Gear Set DEEN Pro工具セット GSDNPRO
製品ページ
DEENブランドの工具セット「Gear Set」シリーズは、
Gear Setカスタマイズ例
Gear Setカスタマイズ例2
同じ工具メーカー内だと欲しい工具が無かったり、欲しい工具まで追加で買うと余計な出費になりがちですが、、ギアセットは工具を増やさずに始めからユーザーの理想に近い内容の工具セットを作ることができます。
※入れ替えできる範囲に一部限りがあります。
工具選びの決め手となるポイントをいくつか挙げましたが、
まとめ
・最初に自分がどんな仕事、作業に工具を使いたいかに合わせて工具セットの内容を絞っていきましょう。
・行いたい作業に対しどんな工具がどれだけ必要かを把握し、工具セットのボリューム、工具箱のサイズ感を選びましょう。
・入り組みの工具の内容にもっとこだわりたい場合はカスタマイズ対応している工具セットもがおすすめです。