舐めたネジ外しアイテム

ネジを外す時、ドライバーがネジから離れようとする力(カムアウト)が作用します。
そのため、ドライバーはネジ溝への押し:7 回し:3という力加減で回すのが基本ですが、
このバランスが崩れた状態でネジを外そうとするとネジ溝を傷付けてなめてしまうことがあります。
そのようにしてネジがなめてしまった場合に役立つアイテムをネジの損傷具合別にご紹介致します。
(なめたネジ外しアイテムは多種多様に存在しますので、今回はネジ溝にアクセスするアイテムにフォーカスしています。)

ネジのなめ具合が軽度な場合

ネジすべり止め液 No.40

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この商品は滑り現象を防ぐ摩擦増強液を使用しているため
ドライバーとネジとの摩擦を高めるだけでなく、普段からのネジのなめ予防にもなります。
中性なので錆の心配がなく、工具を傷つけることもありません。
なめ始めた時や完全になめてしまう前の初期段階で有効です。

使用方法
ドライバーの先やネジの溝に滑り止め液を1~2滴付け、ドライバーを垂直にあてて押し付けながら回します。

ネジのなめ具合が中強度な場合

①ビスブレーカードライバー No.3960

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こちらのドライバーは一般的なドライバーと異なり、先端が特殊な刃先形状になっています。
この特殊刃先形状は叩いて打ち込むことによって新たな溝を作ることが可能です。
ネジ溝がなめてしまった場合は、新しいネジ溝を作ることによってネジを外すことができます。
通常のドライバーとしての使用も可能です。

使用方法
座金をハンマーでたたき、刃先をネジに喰い込ませ、押し付けながら回転させます

②ミニインパクトドライバー No.1903

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インパクトドライバーとしてだけではなく
コンパクトな設計なので通常のドライバーとしても使用可能です。
たたくと刃先が回転してくれるため、なめたネジだけではなく錆びた/固着したネジなどにも使用できます。

使用方法
左右切り替えで回転方法を決めます。
ネジにビットをあて、ハンドルをしっかり握り、固定したままハンドル部をハンマーでたたきます。
たたいた力が回転の力に変わり最大45°回転し、ネジを絞めたり緩めたりすることが可能です。

DEENインパクトドライバー DND-160imp

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上記のミニインパクトドライバーよりも1周り大きく重量もあるインパクトドライバーです。
本体自体に重量があることで、ハンマーでたたいた時の衝撃も大きいため安定した効果を期待できます。
インパクトドライバーはこのサイズが一般的です。

ネジのなめ具合が重度な場合

①ネジとりインパクトNo.1903-N

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鋭い刃先がなめたネジに喰い込み新たな溝を作り、なめたネジを取り外します。
ハンマーでたたいて使用します。

使用方法
溝を作る (ハンマー+ネジとりビット)
刃先を動かさずハンマーで何度も叩き、なめたネジに喰い込み溝を作る。
ネジを緩める(ハンマー+ミニインパクトドライバー+ネジトリビット)
喰い込み溝に刃先がひっかかるのを確認しインパクトドライバーをハンマーで叩きます。
ネジを取り外す
ネジが緩んだらインパクトドライバーを手で押しながら回してネジを外します

②なめたネジはずしビット3本組(ステンレスネジにも対応) No.ANH-S3

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電動ドライバーを使ってなめたネジを外します。

使用方法
※こびりついたネジや錆びたネジには作業前にあらかじめ浸透性の良い市販の油や衝撃を加え、ネジの喰いつきを緩和させてください。
ご使用前に固定用ネジを付属の六角レンチで回し、しっかり締まっていることをご確認ください。
ドリル部で下穴を右回転で垂直に開けます。
ビットを差し替え、垂直にネジ部を穴に差し喰いつきを確認します。
垂直に押しながらゆっくり左回転させ、ネジを抜き取ります。

まとめ

今回はネジ溝がなめてしまった際に損傷具合に応じて役立つアイテムをご紹介致しました。
軽症~中強度は、インパクトドライバーなどでネジ溝を保存した状態で外す。
重症の場合は新たなネジ溝を作って外す。
またネジ溝にアクセスするこれらのアイテムは、ペンチなどでつかめない皿ネジなどに対してとても有効です。
状況によってアイテムを使い分けることで効果的にネジを外すことができますので、参考にしてみて下さい。