ご自宅やオフィスに一つは置いてあるであろう道具、「カッターナイフ」。
色んな作業でパーツの切断に便利な工具の一つですが、なんでもかんでもカッターナイフ取り出しては使いづらい場合もあります。
そんなカッターナイフはよく見る形以外にもいろんなモデルがあるのをご存知でしょうか?
今回は切断したい素材、シチュエーションに合わせて様々なモデルをご紹介します。
ガラスを切断する
・専用の硬い刃とスムーズに切断する機能
TRUSCO ガラスカッター 1~3mm用
製品購入ページガラスは紙、テープよりも硬く一般的なカッターナイフだと刃が早く摩耗してしまうので、超硬やダイヤモンドを使った専用刃のガラスカッターがあります。
製品によっては本体にオイルを注入しそれが自動的に流出することで切断時の刃の滑りをよく良くする機能があります。
TRUSCO ガラスカッターオイル注入タイプ
製品購入ページプラスチックを切断する
・筋入れにも使える特徴的な刃
オルファ PカッターS型
製品購入ページプラスチックも紙と比べて硬い素材のため、かぎ爪のような変わった形の刃で引いて切断しやすくなっています。
この形状を生かし、対象物に筋入れもできます。
布を切断する
・円形刃で確実な切断
貝印 丸刃カッター28ミリ
製品購入ページ布のような柔軟性のある素材は一般的なカッターナイフを使うと布がよれたりして切断しにくい事があるかと思います。
そんな時は「ロータリー型カッター」を使ってみましょう。
円盤型の刃が回転しながら切断していきます。生地をしっかり押さえるのでよれずに切断できます。
布と同じくよれやすいフィルムやゴムのような素材も切りやすくなります。
PPバンドを切断する
・中身を傷つけない形状
オルファ フックカッターL型
製品購入ページここからは切断したいシチュエーションから最適なカッターナイフをご紹介していきます。
「PPバンド」という名前には馴染みが無い方もいらっしゃるかもしれませんが、これは段ボールの梱包などに使われる青色や黄色や白色の樹脂製ベルトです。
一般的なカッターでも切断できないことはないのですが樹脂製で厚みも少しあるので切りづらく、また段ボールにぴったり梱包してある状態だとカッターの刃を入れにくく、無理矢理使おうとすると段ボールや中の荷物を傷つけてしまうので注意が必要です。
このPPバンドを切断するために「フックカッター」や「PPバンドカッター」という専用カッターがあります。
NT PPバンド切りカッター
製品購入ページ刃の形自体がフック状になっていたり本体がくの字になっていて内側に刃が取り付けてあります。
この内側にPPバンドを滑り込ませることで段ボールや中身に刃が触れることなくスムーズに切断することができます。
円形に切断する
・コンパスがカッターに
オルファ コンパスカッター
製品購入ページできる限り綺麗に丸く切り取る作業を、一般的なカッターを使いフリーハンドで行うのは困難です。
確実に決まったサイズの綺麗な円形を切り取るには「コンパス型カッター」があります。
構造はまさにコンパスと同様で中心点を決めて本体で押さえ、円周部分に刃を当てて本体を回しながら切断します。
切る素材(紙、プラスチック)に合わせて適応するモデルを選んでください。
円形に切り取った方を使う場合のために、本体で押さえた中心が傷つかない吸盤タイプもあります。
NT 円切りカッタ-
製品購入ページバリ取り
・家具を綺麗にできます。
スターエム かどっ子 面取型0.3
製品購入ページ家具や建具を作る際に表面に貼る「化粧テープ」の余りを綺麗にカットするための専用カッターというものがあります。
家具の角に一般的なカッターナイフを這わすと普通は刃の角度が不安定になり化粧テープが綺麗に切り取れない場合がありますが、ガイドを兼ねている本体を角に当てながらカットできるので仕上がりが綺麗にできます。
少し固い「突板テープ」をカットできるタイプもあるので、DIYで自宅の家具を作ったり美しく手直ししたりする際に準備しておきたいアイテムです。
スターエム ネオ シャープ
製品購入ページまとめ
・万能なカッターナイフも素材によって切りにくい事があるので、素材に合わせた専用カッターを用いる
・切断方法によっても一般的なカッターナイフより楽に使えるタイプを選ぶ
ご紹介したアイテムの使い道は特殊用途とはいえお仕事だけでなく、ご家庭内で出くわすケースに対しても有効だといえます。
そんな場面で柔軟に対応できるよう今回のアイテムをぜひ覚えておいてください。