皆さんは、1/4sqのラチェットハンドルを買うとき、何を基準にして商品を見比べていますか?
形状・ギア数・耐久性などなど色々あると思います。
今回は上の写真にあるものを色々比較してみましたので、ラチェット選びの参考になればと思います。
ヘッドが小さいラチェット
(左:WERA 8001A 右:DEEN DNR2-045R)
WERAの8001Aは1/4sqラチェットの中でもとてもヘッドが小さいです。
ヘッド幅は約16mmで今回比較したものの中で最小でした。
1/4sqのラチェットを使う場面は、狭い場面が多いと思いますので、ヘッドがスリムなのはかなりの利点だと感じます。
全長は87mmでギア数は60枚となっております。
サイズが小さいラチェット
(左:KO-KEN 2753PS 右:NEPROS NBR290S)
こちらは、ボディサイズが小さいラチェット2つ
KO-KEN 2753PSは全長75mm、ネプロスNBR290Sは全長80mmです。
手の中に収まるサイズ感なので、狭いところでハンドルの柄が邪魔して作業しづらいということもないと思います。
KO-KEN 2753PSは20枚ギアで耐久性の高さと空転トルクの軽さを実現しています。
ネプロスNBR290Sは90枚ギアとなっており僅か4°の振り幅で作業できるのが特徴です。
空転トルクの軽いラチェット
ラチェットでボルトを回してハンドルを戻すときにかかるトルクを空転トルクといいます。
簡単に言えば、ラチェットを回したときにギアが噛み合ってカリカリいう時の重さです。
この空転トルクが軽いことは、ボルトの早回しにおいてとても重要です。
これが重いと、締め付けからハンドルを戻すときにラチェットのみ空回りするはずが、締め付けたボルトも一緒に回ってしまい、
いつまでたっても締め付けられないといったことになります。
(
(手前:KO-KEN 2753PS 奥:Z-AEL 2725Z)
KO-KEN・Z-EALのラチェットは特にこの空転トルクの軽さに拘って作られており、
店頭で実際に触っていただくと、その軽さに皆様かなり驚かれます。
コーケンのラチェットの中でギア数の多いZ-EALシリーズの2725Zでもギアは36枚。
しかし、空転トルクがとても軽いため、ギア数の少ないラチェットに特徴されるしっかりとしたギアのクリック感が少なくスムーズに回転します。そのため、多ギアのラチェットと比べても遜色を感じない作業性を実現しています。
ギア数の多いラチェット
(手前:NEPROS290S 奥:HAZET963HP)
多ギアのラチェットといえば、ネプロスの90枚ギアラチェットを思い浮かべる方も多いと思います。
上の写真は、1/4SQのショートタイプですが、種類も豊富なので用途によって選べる幅が多いのも魅力です。
ネプロスラチェットはこちらから
HAZETの963HPも1/4sqラチェットでありながらギア数は90枚と細かい仕様になっております。
また、963HPは耐久トルクが120Nmとなっているのでハードに使うことがあったとしても安心してお使いいただけると思います。
スリムで新しいスイベルラチェット
2020年3月から新発売されたDEENJの1/4sqベビースイベルラチェット
シャープな流線型のボディは全長95mmと今までにないコンパクトなスイベルラチェットです。
(左:WERA 8001A 右:DEENJ DNRJ-BSS)
大きくなりがちなスイベルラチェットのヘッドも写真のようにかなり小さく抑えられています。
当然スイベルラチェットなので、ヘッドの方向を変えてドライバーのように早回しすることも出来ます。
こちらのベビースイベルラチェットは、ギア数が90枚となっておりますので、
可変・コンパクト・多ギアで作業性抜群のアイテムとなっています。
こちらは、同じ仕様でビットラチェットも発売しております。
まとめ
今回は1/4sqのラチェットをテーマごとに色々比較してみました。
主に短く・コンパクトなものを紹介しましたが、逆にロングタイプや首振りなど多種多様に存在しています。
今回の比較が、皆様の1/4sqラチェット選びの参考になれば幸いです。