ニッパーはどれを使えばいいのか!?おすすめのポイントを教えます!

悩むお客様
よく切れるニッパーを探しているけど、どんなメーカーのどのサイズを選べばいいのか悩むな〜

その気持ち、よくわかります!

結論から言うと、ニッパー選びは、まず「何を切るか」「どんな風に切りたいか」をイメージしてください。

そうすれば、メチャクチャ種類のあるニッパーの中からあなたに最適なニッパーを見つけることができるからです!

なぜなら、ニッパーは1本で何でも切れるわけではなく、また同じ製品でもお客様によって使いやすいかどうかも変わってきます。

ファクギ君
それでは、ニッパーの選び方についいて深掘りしていきましょう。

失敗しないニッパーの選び

何だか、腕を組んで難しい顔をして店内を歩かれているお客様がいらっしゃいます。

どうやら、ニッパー選びに悩んでる様です。

あなたも一緒に解決して行きましょう!

悩むお客様
あのー、針金を切りたいんですけどネットで調べたら種類がたくさんあって困っちゃってます。

ファクトリーギアさんなら実物も見れるかなと思って来たんです。

でも、もっと種類があってどれを選んでいいか頭が混乱しています。

ファクギ君
確かにファクトリーギアだけに在庫しているニッパーだけでも数十種類あります。

また、取り寄せ可能なモデルを含めるとさらに何倍ものニッパーが存在します。

我々店頭スタッフがお客様一人一人に合ったものをご提案できますのでお気軽にご質問してくださいね!

「切る、掴む、曲げる」用途によって握り物を使い分けるその理由

悩むお客様
初心者なりに、勉強してきたんですけど、針金を切りたい時に買う工具っていくつかありますよね。

刃がついて掴むものだと、ペンチやラジオペンチ、ニッパーのどれを選んでいいか分かりません。

ファクギ君
お客様がおっしゃった工具はいずれも針金を切るための刃がついています。

ニッパーは言わば「切る」専用の工具です。

一方でペンチやラジオペンチには先端で「ものを掴む・曲げる」という作業も可能ですよね。

要するに、一つの工具でどれだけの作業をしたいか、また「切る」作業だけにこだわるかで最終的に使う工具が変わってくるわけです。

こちらはお客様のツイートです。適材適所で工具を選んでいます!

この章のまとめ

  • ニッパーは切る物の材質・形状・長さ種類種類が膨大
  • ニッパーは切る専用
  • ペンチ・ラジオペンチには掴む機能も合わせもつ
  • どれだけの作業をしたいのかでニッパー・ラジオペンチ・ペンチを選ぶとよい

ニッパーの使い方【基本編】

いいニッパーを選ぶべき本当の理由

悩むお客様
じゃあ、ペンチやラジオペンチ、ニッパーでも同じ針金が切れるなら、他の使い方ができるペンチとかの方がいいんですか?

ファクギ君
先程の質問と重なる部分ですが、ニッパーには「切る」作業に特化してます。

より切断作業を行いやすくするための形状となっているんです。

例えばペンチは切断部分以外にものを掴む部分がある事で、作業箇所で周囲の部品に当たって使いにくいという場合があります。

また細かい部分ですが切断箇所の精度等もニッパーの方が高いと言えますね。

ニッパーの値段の差について工具のプロが解説

悩むお客様
それにしても、高くないですか?

100円ショップでも、このクニペックスっていうのと同じ様な形状で赤い握るところがビニールのやつ売ってますよね。

やっぱり100円ショップにしようかな?

ファクギ君
いえいえ、見た目は一緒でもその能力はまさに「桁違い」なんです!

製品ごとの価格差は様々な要因がありますが、例えば先程お話ししたようにニッパーの刃の精度だったり、グリップ部分の表面処理、そして本体に使われる鉄の質など、使ってみるとその差を実感できます。

この章のまとめ

  • ペンチ・ラジオペンチの掴む部分が邪魔して目的の場所が切れないこともある
  • 切ることだけに特化するならニッパーに絞り込む
  • 100円ショップのニッパーとは品質が桁違い
  • 鉄の材質・精度(刃の噛みあう)グリップの表面処理・手への負担の軽減

個性豊かなニッパーの特徴を知れば工具選びはもっと楽しい

以前ファクトリーギアではこんなツイートをしました!

こんな風に、色々個性あるニッパーが各社から出ているのです!

おや、またまた、お客様がニッパー選びで悩んでいらっしゃいます!ファクギ君はお客様の悩みを解決できるのでしょうか?

それでは、引き続きこっそりみてみましょう。

悩むお客様
メイドインジャパンがやっぱり一番いいんですか?

アメリカやヨーロッパの海外製はいまいちなのかな?

実際どのメーカーにしたらいいか全くわからないです!

ファクギ君
私たちファクトリーギアでは国内外の工具メーカー品を扱っています。

その経験から、日本メーカーには日本メーカーの良さが、海外メーカーには海外メーカーの良さがあると実感しています。

先程のお話と重なりますが、素材の質や製品として加工した際の精度がニッパーの性能に大きく影響します。

ファクトリーギアが「上質工具」と呼ぶ工具メーカーのニッパーにはメーカーごとの特徴やコンセプトがあります。

大きく分けて国内メーカーはユーザーのニーズから切断したバリ(切り残し)を残さないようないわゆる「切れ味」を重視した製品が人気です。

一方で海外メーカーは硬線や太い配線を着実に断ち切る切断能力と耐久性の高さが特徴としてよく挙げられます。

悩むお客様
そうなのか!

いろいろな国のメーカーがいろんなこだわりを持って作っているんだな〜。

ファクギ君の言う通り100円ショップのニッパーはやめておくことにしたよ。

なんだか、いい工具に興味が湧いてきたぞ!

メーカーごとにニッパーを比べてみよう

悩むお客様
いろんなメーカーのニッパーのそれぞれの特徴を教えてくくださいよ〜

ファクギ君
では、ファクトリーギアで人気のメーカーを中心に、ぜひ知っていただきたい特徴をご紹介します!

と言いたいところですが、今のままだとお店にあるニッパーを片っ端から紹介することになっちゃいます・・・

もう少し具体的に気になっているところはありますか?

悩むお客様
そうだな~、、例えば持つところ?グリップっていうの?

なんで太いのやら、細いのやらいろんなタイプがあるの?

後、ピカピカしてたり、して無かったり、切れ味に差はあるのか知りたいな。。。。

ファクギ君
では、まずグリップの太さから。

ニッパーには同じ全長でもグリップの太さが変わることで、「握りやすさ」が変わってきます。

一般的に太いグリップの方が力を込めやすくその時に手が痛くなりにくいんです。

ファクギ君
反対に細めのグリップはニッパー全体の横幅もスリムなので、刃先を繊細に操作できたり手が小さい方でも扱いやすかったりします。

また高所や遠方での作業で工具を持ち運ぶ方が身に着ける「腰袋」にニッパーを入れるときはスペースの関係で細めのグリップが適していますね。

悩むお客様
そうそう、針金、以外にピアノ線っていうのかな硬い物を切れるの?

どのくらいの太さまで切れるのかな?

ファクギ君
お客様によってはピアノ線を切断したいという方も多くいらっしゃいます。

一般的により硬い素材、より太い金属線を切ろうとする際に単純にニッパーの全長が大きくなれば切断が可能になってきますが、同じ全長でも刃の付き方やヒンジの構造でその能力は大きく変わります。

ピアノ線をメインに切りたい方は、「強力型斜ニッパー」というモデルを店頭スタッフへ聞いてみてください。
ファクトリーギアでは特に海外ブランドの強力型斜ニッパーが人気です。

これは先程もご紹介しましたが海外ブランドのニッパーは固いものを切る為の耐久性で評価されています。

KNIPEX(クニペックス)のプライヤーレンチの2つのグリップ。特徴と違いとは!?

この章のまとめ

  • ファクトリ-ギアでは国内外のニッパーを多数販売してきて経験がある
  • 日本のメーカーは切断面の美しさ・切れ味重視
  • 海外のメーカーは切断能力、耐久性
  • 太いグリップは手が痛くなりにくい
  • 細いグリップは持ち運びや腰袋などに入れやすい
  • ピアノ線をメインに切りたい方は「強力型斜ニッパー」というモデルがおすすめ!

ニッパーの選び方 まとめ

悩むお客様
クニペックス、バーコ、DEENまよっちゃうな~

ファクギ君
ですよね!でも、その良い工具をさがそうと考えるのが楽しいいんですよね!

一度、どんなニッパーを選んだらいいかまとめてみましょう!

ニッパー・ラジペン・ペンチとは?

  • ニッパーは切る物の材質・形状・長さによって種類がたくさんあります
  • ニッパーは切る専用
  • ペンチ・ラジオペンチは掴む機能も合わせもつ
  • どれだけの作業をしたいのかで、ニッパー・ラジオペンチ・ペンチを選ぶとよい

切るだけの作業ならニッパーを選ぶ

  • ペンチ・ラジオペンチの掴む部分が邪魔して目的の場所が切れないこともある
  • 切ることだけに特化するならニッパーに絞り込む

100円ショップのニッパーとの違い

  • 100円ショップのニッパーとは品質が桁違い
  • 鉄の材質・精度(刃の噛みあう)グリップの表面処理・手への負担の軽減に雲泥の差がある


日本製?海外製?

  • ファクトリ-ギアでは国内外のニッパーを多数販売してきて経験がある
  • 日本のメーカーは切断面の美しさ・切れ味重視
  • 海外のメーカーは切断能力、耐久性

グリップの形状の違い・ピアノ線をメインに切りたいなら

  • 太いグリップは手が痛くなりにくい
  • 細いグリップは持ち運びや腰袋などに入れやすい
  • ピアノ線をメインに切りたい方は「強力型斜ニッパー」というモデルがおすすめ!

ファクトリーギアのおすすめニッパー選

KNIPEX 電工ニッパー 160mm

製品ページ

プライヤーの専門メーカーとして世界的にも広く知られているドイツの「KNIPEX」で作られている、「斜ニッパー」と呼ばれるシリーズのスタンダードなモデルの一つです。
軟線から硬線まで幅広く対応していて、グリップも細身で日本人の手にも馴染みやすい形状です。

DEEN 強力ニッパー(160mm)

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日本の工具メーカー「DEEN」です。こちらは斜ニッパーと見た目が良く似ていますが、「強力斜ニッパー」と呼ばれる形状で斜ニッパーよりも同じ全長でより太い硬線の切断にも対応しています。
グリップ自体は細身で、表面が少しザラッとしていて滑りにくくなっています。

BAHCO(バーコ)強力型 軟硬線両用ニッパー 160mm

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スウェーデンの工具メーカー「BAHCO」のニッパーです。形状はいわゆる「強力斜ニッパー」なのですが、刃の付き方が独特で先端で軟線を、刃の根元で硬線をしっかり切れるような設計です。そのためニッパーの先端自体が他のメーカーと比べスリムです。
またグリップ内部にリターンスプリングが付いていて、このリターンスプリング機能をオンにすることで連続切断作業のスピードがアップします。

KNIPEX(クニペックス)ツインフォースニッパー

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こちらもKNIPEXのニッパーで、ここまでご紹介した「強力型斜ニッパー」をよりパワーアップさせたモデルです。
偏芯ヒンジ構造によってニッパーの支点と作用点(ニッパーの刃)が近く、従来の同サイズの強力型斜ニッパーよりさらに太いピアノ線まで切断でき、同時に軟線の切断がより楽に行えます。

Wiha Bi Cutニッパー

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こちらもドイツの工具メーカー「Wiha」が製造しているニッパーです。
この「Bi Cut」モデルは他メーカーに無い機能として、「切断能力を切り替え機能」が搭載されています。
ヒンジ部分のボタンを切り替えることで、KNIPEXのツインフォースニッパーのようにピアノ線を切断したり、逆に太めの軟線を切りやすくすることができます。
グリップも太めなので力を掛けた時の手の負担が少ないです。

ニッパー「強力ニッパーって何?」