その気持ち、よくわかります!
結論から言うと、ニッパー選びは、まず「何を切るか」「どんな風に切りたいか」をイメージしてください。
そうすれば、メチャクチャ種類のあるニッパーの中からあなたに最適なニッパーを見つけることができるからです!
なぜなら、ニッパーは1本で何でも切れるわけではなく、また同じ製品でもお客様によって使いやすいかどうかも変わってきます。
Contents
失敗しないニッパーの選び 方
何だか、腕を組んで難しい顔をして店内を歩かれているお客様がいらっしゃいます。
どうやら、ニッパー選びに悩んでる様です。
あなたも一緒に解決して行きましょう!
「切る、掴む、曲げる」用途によって握り物を使い分けるその理由
要するに、一つの工具でどれだけの作業をしたいか、また「切る」作業だけにこだわるかで最終的に使う工具が変わってくるわけです。
こちらはお客様のツイートです。適材適所で工具を選んでいます!
本日もファクトリーギア広島さんにお邪魔してました なんだかんだ1時間半くらいずっと悩んでましたw
御目当てのドライバーは欠品だったんだけど、主で使ってるニッパーが欠けたので今回はスリーピークスに挑戦♪
それと、サスバンド切る様にwihaと、作業しづらい場所用にDEENのラジペンをヽ(´▽`)/ pic.twitter.com/oEfU4m3dk0— ないぺぇ@VCLLs (@naipee27) July 22, 2021
この章のまとめ
- ニッパーは切る物の材質・形状・長さ種類種類が膨大
- ニッパーは切る専用
- ペンチ・ラジオペンチには掴む機能も合わせもつ
- どれだけの作業をしたいのかでニッパー・ラジオペンチ・ペンチを選ぶとよい
いいニッパーを選ぶべき本当の理由
ニッパーの値段の差について工具のプロが解説
この章のまとめ
- ペンチ・ラジオペンチの掴む部分が邪魔して目的の場所が切れないこともある
- 切ることだけに特化するならニッパーに絞り込む
- 100円ショップのニッパーとは品質が桁違い
- 鉄の材質・精度(刃の噛みあう)グリップの表面処理・手への負担の軽減
個性豊かなニッパーの特徴を知れば工具選びはもっと楽しい
以前ファクトリーギアではこんなツイートをしました!
【ブログ更新】小さくても金属線が綺麗に切れるニッパー! https://t.co/CaoS9C0PwU
ご紹介のKNIPEXはぜひチェックしていただきたいですが、その前に小型のニッパーを選ぶ際のご注意点も書いてみましたのでぜひご確認ください。(ジャンプマン)#ファクトリーギア pic.twitter.com/IkrOKhbgjp
— ファクトリーギアなんば店 (@FG_NAMBA) November 29, 2020
こんな風に、色々個性あるニッパーが各社から出ているのです!
おや、またまた、お客様がニッパー選びで悩んでいらっしゃいます!ファクギ君はお客様の悩みを解決できるのでしょうか?
それでは、引き続きこっそりみてみましょう。
メーカーごとにニッパーを比べてみよう
この章のまとめ
- ファクトリ-ギアでは国内外のニッパーを多数販売してきて経験がある
- 日本のメーカーは切断面の美しさ・切れ味重視
- 海外のメーカーは切断能力、耐久性
- 太いグリップは手が痛くなりにくい
- 細いグリップは持ち運びや腰袋などに入れやすい
- ピアノ線をメインに切りたい方は「強力型斜ニッパー」というモデルがおすすめ!
ニッパーの選び方 まとめ
ニッパー・ラジペン・ペンチとは?
- ニッパーは切る物の材質・形状・長さによって種類がたくさんあります
- ニッパーは切る専用
- ペンチ・ラジオペンチは掴む機能も合わせもつ
- どれだけの作業をしたいのかで、ニッパー・ラジオペンチ・ペンチを選ぶとよい
切るだけの作業ならニッパーを選ぶ
- ペンチ・ラジオペンチの掴む部分が邪魔して目的の場所が切れないこともある
- 切ることだけに特化するならニッパーに絞り込む
100円ショップのニッパーとの違い
- 100円ショップのニッパーとは品質が桁違い
- 鉄の材質・精度(刃の噛みあう)グリップの表面処理・手への負担の軽減に雲泥の差がある
日本製?海外製?
- ファクトリ-ギアでは国内外のニッパーを多数販売してきて経験がある
- 日本のメーカーは切断面の美しさ・切れ味重視
- 海外のメーカーは切断能力、耐久性
グリップの形状の違い・ピアノ線をメインに切りたいなら
- 太いグリップは手が痛くなりにくい
- 細いグリップは持ち運びや腰袋などに入れやすい
- ピアノ線をメインに切りたい方は「強力型斜ニッパー」というモデルがおすすめ!
ファクトリーギアのおすすめニッパー選
KNIPEX 電工ニッパー 160mm
プライヤーの専門メーカーとして世界的にも広く知られているドイツの「KNIPEX」で作られている、「斜ニッパー」と呼ばれるシリーズのスタンダードなモデルの一つです。
軟線から硬線まで幅広く対応していて、グリップも細身で日本人の手にも馴染みやすい形状です。
DEEN 強力ニッパー(160mm)
日本の工具メーカー「DEEN」です。こちらは斜ニッパーと見た目が良く似ていますが、「強力斜ニッパー」と呼ばれる形状で斜ニッパーよりも同じ全長でより太い硬線の切断にも対応しています。
グリップ自体は細身で、表面が少しザラッとしていて滑りにくくなっています。
BAHCO(バーコ)強力型 軟硬線両用ニッパー 160mm
スウェーデンの工具メーカー「BAHCO」のニッパーです。形状はいわゆる「強力斜ニッパー」なのですが、刃の付き方が独特で先端で軟線を、刃の根元で硬線をしっかり切れるような設計です。そのためニッパーの先端自体が他のメーカーと比べスリムです。
またグリップ内部にリターンスプリングが付いていて、このリターンスプリング機能をオンにすることで連続切断作業のスピードがアップします。
KNIPEX(クニペックス)ツインフォースニッパー
製品ページこちらもKNIPEXのニッパーで、ここまでご紹介した「強力型斜ニッパー」をよりパワーアップさせたモデルです。
偏芯ヒンジ構造によってニッパーの支点と作用点(ニッパーの刃)が近く、従来の同サイズの強力型斜ニッパーよりさらに太いピアノ線まで切断でき、同時に軟線の切断がより楽に行えます。
Wiha Bi Cutニッパー
こちらもドイツの工具メーカー「Wiha」が製造しているニッパーです。
この「Bi Cut」モデルは他メーカーに無い機能として、「切断能力を切り替え機能」が搭載されています。
ヒンジ部分のボタンを切り替えることで、KNIPEXのツインフォースニッパーのようにピアノ線を切断したり、逆に太めの軟線を切りやすくすることができます。
グリップも太めなので力を掛けた時の手の負担が少ないです。